今回の作業事例は、ベンツA180(W176)の雨漏れ修理です。
お客様からの依頼は、助手席側のリヤシートの足元が濡れているということなので、調べていきます。
調べた結果、トランクルームに入った雨水がフロントに流れてきています。
トランクルームの左後ろの内張りをめくったところです(少し分かりにくいですが)。この辺りから雨水が侵入してきています。
リアバンパーを外して侵入箇所を特定していきます。
テールランプを外してリアバンパーを外していきます。テールランプ下のツメのはまりがかなり固いので注意が必要です。
リアバンパーの内側にある、このエア抜きフラップ(ドアやトランクフードを閉めた時室内の空気を逃がすためのフラップ)から雨水が侵入しています。
フラップを外すと雨水の侵入跡がクッキリ!
フラップを交換しさらにシーリング剤でシーリングします。
シーリング完了。(右側のフラップも同時に交換します)
リアバンパーを組み付け直し、シャワーリングテストをして雨漏れが止まっていることを確認!
後は室内の乾燥になります。
助手席シートを取り外し、フロアカーペットをめくり乾燥させます。気温が低い時期はなかなか乾かないので厄介です。
シート下の錆びているアースポイントは清掃します。
綺麗に清掃完了。
後は室内を組み付け直し、故障コードをクリア(シートを外しているのでSRSランプが点灯します)して作業終了です。